04年海兵隊矢臼別移転訓練 ブリーフィング(概要説明) 7月24日14時〜
情報提供 瀧川榮子別海町議会議員・竹内健児浜中町議会議員
 防衛施設局・山本現地対策本部広報官は、このブリーフィングで、これまで以上のご理解を得られれば幸い。質問は訓練に関することのみに限ると前置きして今回の海兵隊訓練のブリーフィング(概要説明)は始まった。

 司令官のサミエル・スタッタード中佐のあいさつの骨子は次のとおり
 ・安全で実効性のある訓練を実施することが目的であり、
 ・集団安全保障に対するあらゆるものに備えることが目的である点を述べ、
 ・安全基準を遵守することを徹底しており、地域の人に配慮した安全性をことさら強調したうえ、
 ・矢臼別はすばらしい演習場であるとほめたたえた。
 ・また、日本は同盟国であるということも強調していた。

訓練の概要
 <射撃実施機関> 7月28日から8月9日まで (このうち9日間)
 <部      隊> 第3海兵師団第12海兵連隊第3大隊の1個中隊
 <大  隊  長> サミエル・T・スタッタード中佐
 <人      員> 約220人(支援部隊含む)
 <使 用 火 器> 155mm榴弾砲
 <砲      数> 6門
 <車      両> 約50両(支援部隊含む) 

説明後
・道庁の高林氏から6点
・別海町議の瀧川氏から4点
・NHKの加藤氏から1点
・北海道新聞の長谷川氏から1点
の質問がされた。    
Q&A

1、矢臼別で訓練した海兵隊員はイラクへ行っているか?
  ・訓練してさまざまな所へ行っている。
  ・イラクへ行くために海兵隊が矢臼別で訓練をしているわけではない。

2、砲弾は持ってきているのか。自衛隊のものを使うことはあるのか?
  ・自分たちが持ってきたものを使用する。

3、自衛隊のと共同訓練はあるか?
  ・それはない。

4、地元住民との懇談会は持つのか?
  ・計画がつまっている。札幌防衛施設局からもそういう要望があることは聞いているが、今回は予定していない。
<再質問>毎年要望してきたが実現せず、昨年初めて行われた。演習がどのように行われ、海兵隊がどのような成果を挙げたかも知ることができた。今回もぜひ昨年と同じ機会を持つよう要望する。
  ・計画の中に入っていない。スケジュール上都合がつかない。

5、矢臼別への米海兵隊駐留については?
  ・直接かかわっていないので答えられない。
  ・アジア太平洋地域の安全を守る役目のための訓練を我々は行う。

6、今回は人員・砲が昨年の半分になっているが?
  ・規模についてはSACOで決められた範囲内で決めている。
  ・今回訓練するのに十分な人員で、人員は中隊長が決める。

7、155mm榴弾砲に何人配置されているのか?
  ・最低7名が必要とされている。より安全性を高めるため多い人数が必要。11〜12名。

8、今回、220名が来た。射撃要員は何人か?
  ・射撃要員と支援要員がいる。支援要員は医療・通信・管理支援などがあるが、人員についてはセキュリティーのため教えられない。

9、外出ボランティアはあるか?
  ・予定している。日本文化を知り、また相互の理解を深めるため。ボランティアも感謝の意味で重要。日程・人員は検討中。決まれば札幌防衛施設局を通して通知する。

10、夜間訓練はあるか?何日考えているか?
  ・実施する。19時から21時30分までの規定は守る。酪農家のことも考えている。軍から要求されている以上避けられない訓練である。昨年の同じような日程で行いたい。

11、訓練を中止するときはどのようは場合か?
  ・天候によって中止もありうる。
竹内浜中町議の感想

 部隊の年齢は、昨年の部隊より高いと思いました。
 通訳も下手で、質問の内容を理解不十分なのと、日本語訳が意味不明なところがあり、肝心なところは答えてくれませんでした。施設局の職員(山本氏が責任者)が間に入ってきて、答えを濁している感がありました。